普段食べているお米はどんなところで作られているの?
こちらのページではゆめぴりかやななつぼしなどの産地である北海道の魅力をご紹介します。
日本最北の地、北海道は太平洋、日本海、オホーツク海に囲まれており、本州とは異なる独自の自然環境となっており、国立公園やジオパークなどの自然公園が数多くあります。
北海道は都道府県の中で最も広く、日本国土の2割以上を占め、179もの市町村があります。
その広大な土地では農業や漁業が盛んで、北海道=グルメのイメージが定着しています。
アイヌコタンとは、北海道の先住民であるアイヌの人々約120人が暮らす北海道内有数のコタン(集落)で、木造の民芸品や伝統刺繍品などを売る店や伝統料理が食べられる飲食店などが並ぶ人気の観光地です。
釧路市の阿寒湖畔にあるコタンでは常設の劇場やギャラリーなどもあり、北海道とは切っても切り離せないアイヌの精神文化、古式舞踊、歴史、自然と共存する術に触れることが出来ます。
世界的にも有名な富良野のラベンダー畑は夏に見ごろを迎えます。一面紫色の絨毯が広がり、風とともに運ばれてくるやさしい香りがなんとも爽快。
ラベンダーはフランス原産の植物で、かつては香料や精油の原料として道内で栽培されていました。今は主に観光資源として栽培されており、訪れた人々の心を癒しています。
函館にある五稜郭は、近世ヨーロッパ式城郭の特徴である「稜堡」が五か所設置されている星形をしています。築城は慶応2年(1866年)の幕末で、ペリー来航以降に江戸幕府が海上防衛を目的として建てたものです。
お堀の外周は1.8kmあり、内側は東京ドーム3個分ほどの大きさ。地上からは大きな公園のようにみえますが、すぐそばに五稜郭を見渡せるタワーがあり、上るとその特殊な形を確認することが出来ます。
涼しい気候と広い大地は乳牛を育てるのにとても適しているため、北海道は酪農が盛んです。生乳生産量は日本全体の約50%!しかしその歴史は意外にも浅く、近代的な大規模牧場が作られたのは明治時代に入ってからでした。
今では全道各地で乳牛が育てられており、その高品質な生乳から牛乳はもちろんアイスやバター、チーズなど様々な乳製品が作られ、人気グルメの1つとなっています。
周りを海に囲まれた北の大地は海鮮も豊富。訪れた際には必ず押さえておきたいグルメの1つです。
太平洋側ではサンマやコンブ、オホーツク海側はホタテ、日本海側ではホッケなどそれぞれの海では獲れるものも異なります。漁獲高日本一の鮭はほぼ全域で獲れ、道では各家庭でイクラの醤油漬けを作るほど生活に密着した食材です。
北海道ソウルフードの1つとして有名なジンギスカン。ドーム型の独特な鉄鍋で羊肉をいただく郷土料理です。
毛織物のために育てられていた羊を活用するために戦前あたりから広まったと言われています。初めは独特な匂いが受け入れられませんでしたが、今ではヘルシーさと風味がクセになる!と全国でも人気のグルメになりました。
さらさらのカレーと大きな具材が特徴のスープカレーも、北海道名物として定着してきました。1970年代に料理としては誕生していたものの、1990年代に「スープカレー」と名が付けられたことで飛躍的に認知が拡大し定着していったとのこと。
一般的なカレーライスとの違いは、出汁が効いたスープをカレー風味に味付けしたものであること。冷えた体をじんわり温めてくれるスープが北国の人々に支持されています。
北海道は広い大地ゆえの大規模な農家が多く、生産性に優れ、美味しいこだわりの米作りが行われています。
かつては米作りには向かないと言われてきましたが、品種改良や生産者さんたちの努力によって今では新潟と競う名産地となりました。